2010年4月2日
会派「かけはし」の視察報告
私達、会派「かけはし」は、平成22年3月30日、午前9時30分、我が村上市、山北支所の建設計画に対しての調査のために、山北支所を訪問し、山北市所長、教育課長、生涯学習係長等の出席をお願いして、山北支所庁舎建設に当たって、山北町時代からの建設計画の概要を確認すると供に、村上高校山北分校校舎の利活用計画についての説明を受けた後、山北分校の周囲及び校舎内の見分を行いました。
それによれば山北支所庁舎の建設計画は、山北町の役場庁舎計画に比べ、支所としての機能及び職員数の減少を考慮したうえで、住民参加の建設委員会を設置して、22度中に現況にあった計画作りを完了し、翌年度から二年計画で建設を進めたい意向である事を確認しました。
建設予定地は、現在の山北支所において、車庫棟及び車庫棟側の分館を先に解体整地し建設し、残った建物で支所業務をこなし、建設完成後残った建物を解体整地し駐車場としたいと考えているとの事です。
また庁舎の仕様については、私の(川村敏晴)一般質問において、市長より木造平屋建てを想定しているとの答弁を得ています。
山北分校校舎は山北町時代の平成18年に、すでに県から無償譲渡を受けていた校舎を、総合コミニュティセンターとして利用したいとする計画があり、いまでも地域住民の間にはこの計画を切望する声もあり、今後検討していきたいとのことでありました。
説明の後、山北分校の校舎見学を行いましたが、耐震強度補強工事が施されれば、現状を大きく変えない活用であれば色々な活用が可能ではないかと感じました。
私の個人的な感想からいえば、廊下の広さや、区分された部屋数も多数ありますので、独居高齢者のクループホーム的な居住空間としての活用も検討してほしいとおもいます。
しかしながら、正直なところ、支所として充分な機能を果たす為の改築を検討するには、構造の問題と強度の関係については、専門的な見地が必要になるだろう事が一目瞭然であり、その経費の如何によりますが、やはり山北地区として、森林資材ふんだんに利用した、地域自由民に愛され、またこれからの日本の森林環境を守るにふさわしい支所庁舎の存在があったほうが好ましいのではないかと感じました。
引き続いて、翌日の3月31日の午前9時30分に、花巻市の大迫(おおはざま)総合支所が地元産の木材を使用した支所庁舎で住民サービスを展開しているとの情報を得て訪問させて頂きました。
当日は、熊谷支所長・吉田総務課長・小原課長補佐外、2名もの職員で対応していただき、大迫支所の木造建築計画の経緯について詳しく説明をして頂きました。
花巻市も平成18年に1市3町による合併がなされましたが、その当時大迫町は人口が約7千人程度で、財政的にもとても厳しい状況であり、町役場も建築後45年も経過しかなり老朽化しており、また事務スペースもとても狭い状況となっていたもので、平成14年5月に第1回目の庁舎の建築方針、スケジュールの検討に着手し、平成15年11月6日から翌年9月10日を工期として、木造2階建て庁舎と鉄骨2階建ての機械室が(チップ式ボイラー冷暖房システムの)完成したとのことです。
総工費は646,320千円(単価は211,941円/m2)となっています。
また、チップ式ボイラー冷暖房システムの導入費用は、210,046千円だそうです。
この庁舎のこだわりとしては、九割が地元大迫町産の木材を材料とした集成材(製材は隣町の工場に発注)
と一割の県産材を利用した100%木材を使用したことで、議会もフラットフロアーとしていました。
土地については、県立病院跡地を県より無償譲渡された場所で、町中心地にあった旧庁舎から離れたい地となったことで、当初は中心地住民からも不便さを指摘されていましたが、今は住民もなれていただいているとのことでした。
ただし完成2年後には合併により支所として、2課15係りの機能と、市民図書館、そして土地改良区と北日本銀行の大迫支店(この2法人については町庁舎時代より)に執務室の一部を賃貸として使用を許可しています。
チップ式ボイラー利用についても光熱費が灯油ボイラーよりも月額10万円の節約効果があるとして、地元間伐材をチップ加工して燃料としています。
庁舎内は全てオープンスペースで、とても開放的なつくりとなっていて、しかも地元木材のぬくもりがとても温かさを感じさせる建物となっていました。
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